Brilliant Corners

いいお話でした(*^.^*)
短い物語を組み合わせていく構成になっており、しんみりしたお話を重ねていきながら、最後に切なさ大爆発
女の子の涙は真珠でできているのよね
去年は送辞を読みながら泣いたし、祥子さまって大人びているようで泣き虫だったりして萌え

桂さんはいずれ浮気が原因で家庭崩壊を招きそうな予感が(^▽^;)
必ずしも一番好きな人とスールになるわけではなく、そこがなんかお見合いみたいで、ある種の結婚生活を思わせます
お嬢様時代にこういう擬似結婚を経験することで将来に備える訳ですね
桂さんのお姉様はすごくいい人だけど妙に気を回しすぎる人だと思った

初登場にして、スールでない美術部の先輩後輩
お互いの気持ちの探りありみたいな、女の子の好きそうなお話です
リリアンに在校しながらスールでないことで一層百合度が高いような気がします
物語が終わった後がすごく気になる
エロ妄想が止まらない(*´д｀*)ﾊｧﾊｧ

183ページ
「あの日と同じ場所なのに」
本当に、二人はずいぶんと遠くまで来てしまった

ここの表現は見事ですね
さまざまな思い出と、留まることのない時間の流れ
長いシリーズだけあって、ある種の無常感に裏付けられたリアリティを伴って、物語世界の時間の重みをうまく描いてます
もうマリみては祥子様卒業で終了しても構わない、そんな気分にすらなってきます
これから先も続けるのでしたら、思い切って乃梨子中心視点に切り替えて、装いもあらたにシリーズを展開してほしいなあ