ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十二話
「蒼穹ニ響ケ」
最終回、…でしたが、なんか微妙な気持ちになりました(;;;´Д`)
予定調和的な意味できれいにまとまった印象が強いのですが、感動とか驚きとか、あまり心を揺るがされる要素が少なかったように思います
ラストにリオが帰還する結末を含めて、膨大な世界観を背景として追いやり小隊をドラマの中心に据えた物語構成ははたして成功だったのか失敗だったのか、判断が分かれるところでは?
知らず知らずのうちに勝手に自分が期待していた部分もありますが、伝説や旧時代のテクノロジー、国家間の関係など魅力的な設定を配置しながら、あまり深くそれについて描写しないのが、やっぱり物足りなかったです
いかにもアニメでメインテーマにとりあげそうな題材をあえて深追いしなかったことに対する期待はずれ的な残念気分はぬぐえません
それにしても、アメイジンググレイスという曲の重要性
この曲がすべての民衆にとって特別な曲であること、あるいはカナタの演奏が何か特別であること
そういった要素について深く語られなかったので、音楽が戦争を止めるというメッセージ性だけが先走ってるように思えました
ただ時間稼ぎのために、なにか奇妙で人目を惹く行為だったら、演奏でなくてもよかったような
たぶん敵軍にとっても、友軍にとっても亡くなったイリア公女のイメージを喚起させるものだったのが大きな要因でしょうが、そのあたりの説得力が乏しい印象です
まあ、そういった批評的な見方は置いといて、
女の子たちのキャラは好きですし、シリアスな面、まったりとした雰囲気や萌えなんかで十分楽しませて頂いたことも事実ですし、
改めて全話を見返すと、過剰な期待をもたずに素直に物語に入っていけそうです
とくにクレハはよかったですよ
主役でもなく、シリアスな過去をもつキャラでもありませんが、一途な気持ちとツンデレで大活躍
小隊の内部の雰囲気に一番貢献しているのがクレハですよね
クレハの喜怒哀楽を愛でるだけでも価値のあるアニメだと言い切っても過言ではない!
最終話でシリアス展開になりましたが、そんなの不要だったくらいこの小隊の日常は楽しかったです
それにしても、リオを手放したローマ皇帝太っ腹すぎw
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