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2011年4月 1日 (金)

放浪息子 #11

「放浪息子はどこまでも」
いい最終回でした

OP曲の歌詞どおりに、ありのままの自分を受け入れる爽やかな結末でしたね〜
受容と肯定
十代でなかなかここまで辿り着けないものですが、そのあたりは予定調和ということで、フィクションですから

ストーリー全体を通して面白かったのは、にとりんが自分の問題をどう解決するかという面より、登場人物たちのキャラ掘り下げとそれに絡めたドラマがすごくいいかんじでした
顕著な例が土居ですよ
にとりんもいい人なのか悪い奴なのか分からなくなってましたが、人間ってそういう複雑な存在でしょ
人格のいろんな側面に光があてられ印象が変わったりするのは、新しい世界が開けるような希望にも満ちています

女の子になりたくて、男性の二次性徴を恐れていたにとりんが声変わりを受け入れ、安那ちゃんから性格の「男らしさ」を指摘されて素直に受け止めたクライマックスは最高でした
でも原作はこの先もまだ続いているんですよね
少しずつ読んでいこうと思います
にとりんのことを吹っ切ったようなさおりんですが、逆襲とか、そういうのもあったらいいな〜



2011年3月26日 (土)

放浪息子 #10

「10+11」
前回、物語は一気に加速した、そして今週は失速した
「動」から「静」へ、「希望」から「失望」へ

やっぱり世間の壁は厚いというか、いつの世も「常識」に支配されるのは変わりない
時代の空気に穴を開けるという先駆者的異端者的行為の顛末が重たい雰囲気で語られました

女装登校というイベントに対して多彩なキャラ設定があるからこそ、ドラマの展開にリアリティが付与されます
ユキさんの反応や、安那ちゃんの悩み、瀬谷くんの思いやりといった、周囲の人物造形もよかった
土居の「バカじゃねーの」はかなり酷い
酷いけど、とても彼らしいと思った
にとりんの女装を評価し、登校を唆した責任をあっさり放棄する自己中心的な保身
卑劣といえば卑劣だけれど、理解ある親友たちとのキャラの描き分けに唸らされたです
彼を弁護するわけではないけど、土居は自己中心的なだけで、それほど悪意はないと思う
にとりんに拒絶されたときの呆然とした表情からは、ただ自分なりのスタンスで交友関係を持ちたいのだと感じた

にとりんは女装登校は自分で決めたと言ったけど、やっぱり他人の言葉(特に土居)に動かされた部分が大きいのも認めざるを得なかった
本人が思っていたほど自立はしてなくて、依存的だったわけ
そういう悔しさがあるから、土居に「嫌いだ」と言わずにいられない
土居は人格という意味では、にとりんの「影」の部分にあたる人物だ
つまりにとりんはもっと土居みたいに自己中心的に行動するべきなんだ
もちろん現時点ではそのように振る舞うことを抑制してるのだけれど、そういう部分を取り入れることによって彼は成長し、より自由になれるのだと思う
大人になるということは、自分のために計算高くなることだから
それを打算的と嫌う純真な気持ちも分からなくないが、人間として自立することはそういった「汚い」部分をも自分で受け持つことに他ならない

ただ、にとりんの「女の子になりたい」という気持ちは、もしかしたら自分が周囲の人々に守られたいというエゴの表出かもしれない
だとしたら、彼の夢の実現と人間としての成長は二律背反する困難な道となる可能性が高いです




2011年3月18日 (金)

放浪息子 #09

「かっこいい彼女」
高槻クンはかっこいい王子さまで、にとりんは守ってもらうお姫様ポジションに

男装を決心した高槻クンが男前です
他人にどう思われようと自分の道を進む姿勢に惚れ惚れしますね
しかも決心が揺らぎそうな心もとない感じも中学生らしくて応援したくなりますよ

さて、土居が思いがけないトリガーとなって、大胆にも女装登校に踏み出したにとりん!
盛り上がって参りました〜
いよいよ主役にとりん大活躍か

それにしても土居の心情もなかなか興味深いですね
綺麗なお姉さんと知り合いのにとりんに関心を抱き、紹介を迫るのは自分本位なだけで必ずしも悪意があるとは思えません
そしたら綺麗なお姉さんはオカマだったので、変なスイッチ入っちゃいましたね
こんどはにとりんに女装を希望
なんか土居xにとりんのフラグが立ったような気もします
少なくとも、土居は女装で登校したにとりんを擁護する立場になりそうだなぁ〜

あとかなりまともな助言をしたちーちゃんは、まともすぎてこんなのちーちゃんじゃないw



2011年3月12日 (土)

放浪息子 #08

「春」
年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず
という唐詩を思い出させる、新しい春の訪れでした

前回からだいぶ時間経過があったようですが、さおりんは不登校だったのかな〜
いずれにしろ、さおりんがいないとドラマが白熱しません
今回もすごくいい仕事してくれました

「あんたって、かわいい妹みたい」
安那ちゃんはさっぱりしていて、いい性格している
女の子っぽいわがままとかなくて、おなじくカップルの真穂とは好対照です
でも安那ちゃんはつきあってるけど、恋愛じゃなくて友達感覚なのかな

にとりんの気持ちはあまり他人に向いてない気がする
高槻さんへの「あこがれ」も、安那ちゃんへの「好き」も、すごく淡いものなのだろう
そういう気持ちが固まらないのは、自分自身に不安があるからだと思う
女装したい、女の子になりたい、という志向は戸惑いに彩られてひどく弱々しい
アイデンティティーってやつですか、他者と深い関係を築くにはそういう確信がないと不安定で流されやすいものになるのだろうし、それが表題の「放浪息子」という設定なのだろう

今週は修羅場でした!
元カノと今カノと横恋慕が鉢合わせて一触即発ってゆうか、さおりんが一人で尖っていただけかもですが、とにかくドキドキした
さおりんの歌唱力にびっくりした安那ちゃんがみんなと仲良くなってしまうという意外な流れもよかったです

昔のようにみんなで仲良くできるかな、という希望
また同時に嫌なことも昔と同じになるかもしれないという失望
季節は同じように巡ってきますが、人は少しずつ変わらずにはいられないようです



2011年3月 5日 (土)

放浪息子 #07

「薔薇色の頬」
今週は安那ちゃんのターン(∀`*)ゞイヤァ

告白!?
ちょっとは男として意識してるみたいですね
あれれ、お付き合いが始まってしまったぁー
う〜ん、安那ちゃんが急にかませ犬っぽく見えてきたけど
女装のことは知らないわけだし
やっぱりすべてを理解して受容してくれるのは高槻クンだけ、というラストが見えてきたかも

「誰かの愛人にでもなろうかな」
さおりん俺の愛人になってくれー!! 金ないけど(ダメじゃん…)

冷戦状態のさおりんに痛烈な一撃を加えた高槻クン
彼女の心境は複雑だ、恐らく本人自身にも理解できないほど

にとりんが安那ちゃんと交際していることに相当なショックを受けたけど、自分では動揺してることを認めたくないんです
その不安を材料にさおりんを攻撃してしまったが、激しく傷ついた彼女をみて、そこに自分自身の姿を見いだした高槻クン

高槻クンがさおりんと仲直りしたいと望むのは、友達だから仲良くしなければいけないという表面的な友情論ではなく、
実は自身の鏡像であったさおりんを「発見」して、共感と親しみを感じたから
他者が異質なものから、同質性を備えたものに変容するとき、はじめて人間は心の扉を開きます
それはさおりんにとってもまったく同じことであります
拒絶していたはずの世界がいつのまにか自分に手を差し伸べていた
こうして本来孤独な個人という存在は自分をとりまく世界と手を結んで行くんですね〜



2011年2月25日 (金)

放浪息子 #06

「文化祭」
マコちゃんがんばった!
でも切なかった(´;ω;`)ウッ…
そして、さおりんは黒いけど男前

すっかりにとりんと高槻クンは脇役ですね
今回の主役はまちがいなくマコちゃん
にとりんと同じような女装願望がありながら、容貌がいまいちパッとしないという屈折した感情が描かれました
本当は可憐で愛らしいジュリエットになりたかったんですよね
自分の願いどおりには進まない人生
でも笑い者にされて無様な姿を晒しても、そこで踏ん張ったマコちゃんは確実に成長しましたよ
もちろん最大のサポーターにして理解者はさおりん、ニクいよさおりん
そしてマコちゃんを助けたことで、さおりんは自分自身をも助けたと言えるでしょう
いままでにとりんを除くと、世界のすべてを拒絶しているようなさおりんでしたが、マコちゃんを助けたことは他人との関わりの可能性になったと思います
ロミジュリ終演後に手渡された花束はマコちゃんへの祝福であると同時に、さおりんの感謝の気持ちの表れですよ
クールで粋な計らいをするさおりんが気障でカッコいいです〜
でも今回の主役はマコちゃん
母親にぶつぶつ文句いいながら歩く彼の後ろ姿は愛しかったです(・∀・)イイヨイイヨー



2011年2月19日 (土)

放浪息子 #05

「夏のおわりに」
さおりん可愛い!(毎回こればっかw)
ますますさおりんが目立ってきて、もうニヤニヤが止まらない
ツンデレかわいいよツンデレ

新キャラ来ましたね
なんかナルな男でやなかんじ
お前なんかにさおりんは渡さないぞ

一方マコちゃんはますますいいキャラになってきましたね
ナルな新キャラよりよっぽどさおりんを理解してる
外見に惹かれる恋もあるけれど、内面を探り合うような友達づきあいも濃厚なものです

さおりんロミオ、マコちゃんジュリエットで劇は発進しましたが、このまま順調に上演できるとは思えない
絶対なにかトラブルが起こりますよね(マコちゃん急病とかw)
結果ジュリエットを演じるのはにとりんに違いない
ロミオの方も高槻クンになりそうだけど、それを持ってくるにはさおりんの意識をどう解決するのかが問題です
さおりんがロミオを降りるのは、にとりんを諦めるのと同義ですから、それはなさそうですけど

安那ちゃんはにとりんとおそろいのストラップだった!
やっぱり狙ってたんだ
高槻クンにチェック入れてたし
にとりんモテモテなんですけど、本人的にはなんの意味もないのがもったいないというか…
女性に好意を持たれるより、男性に言い寄られたいのでしょうか
これで女装したにとりんに惚れる男がでてきたら、ちょっとコメディの味が強すぎるな〜
周囲との違和感や孤立が根底にあるから、他人と心を分かち合うドラマが生まれるわけで
恋よりも濃密な友達づきあい
これを描いていってほしいです



2011年2月 6日 (日)

放浪息子 #04

「私の名前をあげる」
さおりんかわいいよさおりん'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ

いよいよ三角関係が白熱してきました〜
よしのに告白めいた言葉をスルーされる修一
おなじ発想で修一に言い寄るさおりん
いろいろと諦めきれず積極的にアプローチするさおりんにキュンキュンします!

なにげにデート(?)に誘ったりと、よしのは天然を装った小悪魔なんじゃないかと深読みしたり
告られた男をキープする手練手管に長けているように映るのは気のせいでしょうか
自然にかつ好意的に解釈すれば「仲間意識」ということなんだけど

苦難に耐えつつ前向きに努力するよしのに比べると修一はおっとりしているな〜
でもそういうところが逆に女性的なんだよね
ほんわかしていてかわいいったらありゃしない
ぼやぼやしてると安那先輩に喰われるぞ

「わたしの前では高槻さんのことは言わないで」
さおりん精一杯の強がりに萌えた
ライバルに同じことされていた悔しさで感情的になりそうなのを、ぐっとこらえてなんとか一矢報いようとする女心いいな〜
さおりんかわいいよさおりん'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ

担任が画策するなかよし包囲網が発動しはじめたようです
追いつめられるさおりん
がんばれ! わがままを貫くんだ!
ツンが鋭ければ鋭いだけデレは大きくなる、それが楽しみ〜



2011年1月28日 (金)

放浪息子 #03

「ロミオとジュリエット」
このゆったりとしたお話の展開、好きだなぁ〜
悪く言えば盛り上がりもない、平坦なストーリーなんだけど
キャラを丁寧に掘り下げる日常とちょっとだけ日常からはみ出した部分に心がキュンキュンします(*/∀\*)イヤン

メガネ君が思ったより女装に積極的でびっくり
男っぽくなることに嫌悪感があるのかな
マコちゃん誕生シーンにはニヤニヤした(みなみけ的な意味で)

真穂ねーちゃんも恋愛や弟のことでいっぱいいっぱいだ
読モなんだからそれなりの容姿なんだろうけど、修一への嫉妬とも羨望ともつかぬ感情に振り回されています

そして相変わらず毒を吐くさおりんは管理人一番のお気に入りです
まんまと修一を自宅に連れ込んで、女装パーティーに持ち込もうとするあたり好きだな〜
この子はもしかして百合の素質があるのか
潔癖というか、頑な心性がもたらす刺が魅力的なんです
ちょっとマリ見ての聖さま(栞と出会う前の)を連想しますよ

そして今週の真打ちは高槻くん(!)
学ラン握りしめて涙ぐむシーンには胸を打たれました
いやいや女になりたくない少女の気持ちなんてぜんぜん理解できないですよ
それでも人とは違っている孤立感、さらにこの先の自分に対する不安感、そういう負の感情はダイレクトに伝わってきました

こうした常識的な性意識の範疇から飛び出す行動ははたして十代特有な不安定なものなのか、もっと根源的な問題なのかはおいとくとして、視聴していて強く感じるのは彼らを温かく見守り応援したいという気持ちになることです
登場人物が多くて、焦点のぼけやすい物語展開ですが、確固としたリアリティに支えられた細やかな情景描写はひとつひとつのシーンは骨太な印象をもたらし、感情移入をさらに容易にし、大きな共感を引き起こしています
難しいことを考えなくても、見ているだけで心地よいアニメ、というのは素晴らしいことですよね



2011年1月22日 (土)

放浪息子 #02

「きらい きらい 大きらい」
さおりん最強、さらにそれをも包み込む高槻君(!)の男気に拍手喝采の第2話でございました〜
サブタイから千葉さおりの「生きにくさ」に焦点が合わされた話として展開しましたが、それによって引き立てられたは高槻よしの前向きな姿勢
サブキャラも交えて群像劇として惚れ惚れするような出来映えだったと思います
もちろん人物も背景も素晴らしい絵となっていて、淡い水彩調の画面を眺めているだけでうっとりしてしまいますな〜
クラスメイトもモブじゃなくて一人一人設定されてるみたいだし、繊細で落ち着いた雰囲気は名作の香りが漂ってますね

冒頭のモノローグと回想形式によって過去の三角関係が描かれるのも簡にして要を得た手法でした
恋愛を恋愛として整理できない、未分化で生々しいドロドロしたさおりんの感情が手に取るように伝わってきましたね
そして中学一年生と二年生の間にある上下関係も面白く、「先輩」から仲間を守るように集団下校するのが、新入生の寄る辺のなさをよく表現していました

それにしても情報量の多い「濃い」アニメですよ
ぼんやり見ているとなにがなんやらさっぱりだし
ただ決して原作未読者お断りアニメになってないのは立派です(多分)
意味が伝わりにくても繰り返し舐めるように鑑賞することによって味わいの出る、奥行きのある造りになってるんですね
アニメ終了後に原作を読む予定ですが、それがとても楽しみになってきました
たぶん原作読んだらまたアニメを見返したくなって、それの繰り返しになりそうな…



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