天元突破グレンラガン 最終話
「天の光は全て星」
明日への希望と、時のうつろいを感じさせる余韻のある最終回でした
ニアが消えてしまったこと、シモンが隠遁すること、この二つはポイント高いです
シモンは潔い枯淡の境地に達してますね
燃えるような魂をもった英雄は老賢者となる
無常観に裏付けられた美しい物語です
一方マイナスポイントは、アンチスパイラルが見掛け倒しだったこと
結局のところアンチスパイラルは臆病者で、かつ愚鈍だったということですね
スパイラルメネシスを回避する方法を発見できずに、軍事力による圧政にたよって銀河の安定を望んだわけです
リアルでも散見されるような、狡い利己主義者だったわけで、いいとこなしだなアンチスパイラル
物語の結末から推測すると、「螺旋力の増大が宇宙を崩壊させる」というのはアンチスパイラルの誤認だったとしか思えない
絶対に不可能なことなら全銀河の螺旋族が協力してスパイラルメネシス回避作戦を遂行することはないでしょう
それは回避可能な程度の宇宙の危機だったわけです
シモンとて神ではない、死んだ者を生き返らすことはできない
たしかにシモン個人の限られた時間では神の領域に達することはないかもしれない
しかし螺旋族全体のテクノロジーや精神力が発達して、時空すら自由に操ることが可能になる未来があるかもしれない
そうなった時に本当の宇宙崩壊危機が訪れるのではないでしょうかね
てゆうか、そうならないのだったら螺旋力は有限である
無限に増大する螺旋力だから、宇宙が崩壊する
なんかパラドックスじゃないですか?
いろいろ考えることは尽きないのですが、いわゆる予定調和ということで物語は落着しました
シモン個人の物語としては文句無しです
でも宇宙崩壊が落ち着くところに落ち着いた結末にちょっとだけ不満f(^^;)
個人的にはアニキを失ったシモンが復活する話がベストでしたよ
スタッフ、キャストの皆様、半年間ありがとうございました!
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